自動車関連企業で、エンジンの計測・制御機器の開発を担当していた杉原は、生産・医療など幅広い分野で開発事業を手がけるタックを知り、ここでの新しいエンジニアリングライフを選択した。
入社して3ヶ月。環境にも慣れ、自分が培ってきた技術を活かした開発を取り組み始めた時、杉原に1つのミッションが伝えられた。それは「フィリピンにあるイビデングループ企業において、ITを導入して運用業務を改善せよ」というもの。フィリピンへ飛んだ杉原が目にしたのは、日本に比べて世代の古いシステム・アプリケーションが使われていた事。杉原は現地スタッフを集め、当時行われていた業務にITを導入することでどのように改善されていくかを切々と説いていった。しかし、当時の杉原は英語を話すことができず、自らが絵を書きジェスチャーをしながら現地スタッフを納得さていくしかなかった。英語を話せる人ならば10分で済む説明を、杉原は30分かけて説明するし、自分の伝えたいことが相手に伝わらないもどかしさにより、蕁麻疹が出たこともある。その杉原の取り組みは約1年続き、ほぼ独学に近い形で英語を習得していった。
現在も杉原は定期的にフィリピンに渡り、業務改善のためのシステム導入・運用指導を続けている。現地スタッフとのコミュニケーションは、もちろん英語で。
苦労した当時の記憶をたどりながら、杉原は言う「あきらめないことが絶対大事です。これは英語に限らず技術・知識・資格取得においても同じ。自分がチャレンジすれば、必ず報われます」と。
杉原が担当するのは、主にイビデングループ企業の品質システムの設計。基本オーダーを踏まえたヒアリングから始まり、要件定義 、設計、開発、テスト、導入、運用までをトータルに携わっている。1件のプロジェクトにかかる期間は短いもので1ヶ月、長いものでは1年〜2年を要するものもある。その流れの中で、様々な課題を解決しながら納期内に最良の品質の製品を納めることができるか。全体を統括する杉原が担う責任は大きなものであるが、達成感はそれ以上に大きい。
タックでは、社員一人ひとりに業務進行の裁量を委ねているため、競合他社と比べてもレスポンスが早いのが特長である。早急な判断が求められる場合は、現場でのリーダーが判断することもある。そういった経験を早い段階から積むことで、他社と比べても個人の成長スピードが加速していき、その結果、タック全体が成長することにつながっているのである。
休日は1歳になる長女との時間にほとんどを充てているという杉原。プロジェクトの説明をする時のシャープな顔つきとは違い、家族の話をする時の顔はとても穏やか。
「イビデングループの充実した福利厚生には満足しています」という杉原も、まだ活用していない仕組みや施設があるとのこと。子供の成長と共に、これから旅行なども計画中。
「自分の存在価値を、これからもっと高めていきたい。今、自分が携わっている案件に限らず、多様な分野において一目おかれる存在になりたいですね」と杉原は、自分自身の更なる成長に向かって歩きはじめている。それを実現するための教育・研修・資格取得制度は、社員を”人財”と捉えるタックでは十分整備されている。
「何か自分の中に強みとなる部分を持っていれば、それは大切にして欲しい。無理に自分の芯を曲げる必要は無いんです。誰でも言いたいことを言い合えるのが、タックの素晴らしいところですから」と杉原は言う。
自身自身が中途入社でタックの一員に加わり、自分の強みを活かしながら、新しいことにも積極的に挑戦している杉原らしいひと言だ。
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